一人で悩んでいませんか?誰もが経験する心理的課題

最終更新:2020年11月05日 公開:2020年10月29日
  • 「私は周りの人たちよりも劣っている」
  • 「自分がどんな人なのか分からない」
  • 「私は独りだ」

このような悩みは、実は誰でも経験するものです。

これらを解消することで、精神的に成長できます。

「私は周りの人たちよりも劣っている」


「自分が他人より劣っている」という事実に対して抱くマイナスな感覚劣等感といいます。

例えば、「英語の成績が悪い」ことが気になるのであれば、その人には劣等感があるといえます。この場合の「英語の成績が悪い」は客観的な事実であり、劣等感は主観的な感覚です。

劣等感が蓄積すると、失敗を過剰に恐れるようになり、新しいものにチャレンジすることのない無気力な人に成長します。

劣等感を克服すると、自信が持てるようになり、自分は価値のある存在と思えるようになります。

劣等感を克服するための2つのヒントを紹介します。

ヒント① 客観的な「事実」を改善する

劣等感を克服するためには、原因となった事実を改善することが重要です。

例えば、「英語の成績が悪い」のであれば、「英語の成績を良くする」ことで劣等感を克服できます。

しかし、原因となった事実が簡単には改善できない場合もあります
そんなときは②の方法を試してみましょう。

ヒント② 主観的な「マインドセット」を変える

劣等感を抱えている人は、克服するためにはひたすら頑張るしかないと思いがちです。

しかし、容姿や過去など、自分の努力ではどうしようもないものもあります。

そんな時は原因となった事実を受け入れ、「これが自分なんだ」と受け入れるマインドセットを持つことで劣等感を克服できます。

劣等感は「理想の自分」と「現実の自分」のギャップを認めることのできない感情です。

「過去の失敗」に対して劣等感のない人は、「過去の失敗」を素直に認めているのかもしれません。

「自分がどんな人なのか分からない」


発達心理学において、「自分は何者なのか」という概念をアイデンティティ(自己同一性)といいます。

また、自分が何者なのか分からない状態を「アイデンティティの拡散」といいます。

例えば、アイデンティティが拡散していると、自分の長所や自己PRなどを上手く書けません。

似た意味の言葉に「個性」や「人格」などありますが、アイデンティティはそれらの素になるものです。

アイデンティティを確立すると、「自分が何をしたいか」が分かり、さらに自分の能力を自分以外のために生かしたいと考えるようになります。

アイデンティティを確立するための2つのヒントを紹介します。

ヒント① 自分と他人の違いに気づく

アイデンティティの「自分は何者なのか?」という問いは、「自分と他人の違いは何か?」とも言い替えられます。

当たり前のことですが、自分と他人は違う人です。

まずは、あなたとあなたの周りの人の違いについて考えてみてください

あなたの周りの人は、あなたに無いものを持っているかもしれませんし、逆にあなたしか持っていないものもあるかもしれません。

そして、それはアイデンティティの確立に近づくためのヒントになります。

ヒント② 主体的に行動する

自分の意志・判断に基づくことを、主体的といいます。主体的に行動することで、他人との繋がりが増えます。

それによって、自分を多面的に知ることができ、アイデンティティが確立できます。

アイデンティティはすぐに確立できるものではありません。
良い結果を残せなくても、自分の意思で行動し続けることに意味があります。

「私は独りだ」

容れられない・理解されていないと感じることを孤独**といいます。

孤独は、自分をさらに孤独に追い込みます。

孤独を克服することで、友人やパートナーと親密な間柄を築けるようになります。

孤独とは主観的なものです。
自分のマインドを変えることで孤独を解消することができます。

ヒント① 不完全な理解者を受け入れる

人は不安を軽減しようとする無意識的なメカニズムを持っており、これを防衛機制といいます。

その中で、ものごとを全(100%)か無(0%)のどちらかでしか捉えられず、全体を見れない心理を分裂といいます。

分裂の心理があると、自分のことを90%理解してくれている人のことでも「100%ではないから理解されていない(0%)」と考え、孤独を感じるようになります。

たしかに、90%の理解者は完全な理解者ではありません。
しかし、自分と他人はそれぞれ違う人間であり、完全な理解者にはなり得ません。

不完全な理解者を受け入れるマインドを持つことが大切です。

ヒント② 自分の本当の気持ちを理解する

防衛機制の中で、自分の感情を自分のものとして認めず、他人に映し出す心理を投影といいます。

他人を信用していない人は、その思考が他人に投影され、「他人は自分を信用していない」と感じます。

あなたが「誰も受け入れてくれない」と感じているのは、本当はあなたが「誰も受け入れてない」ためかもしれません。

実はこれらは成長に必要なもの


実はこれらは発達心理学者エリクソンの提唱した発達課題において、解決すべき心理的課題とされています。

時期 導かれる要素 心理的課題
乳児期 希望 基本的信頼vs.不信
幼児前期 意思 自律性vs.恥、疑惑
幼児後期 目的 積極性vs.罪悪感
学童期 有能感 勤勉性vs.劣等感
青年期 忠誠心 同一性vs.同一性の拡散
成人期 親密性vs.孤独
壮年期 世話 生殖vs.自己吸収
老年期 賢さ 自己統合vs.絶望

課題とは、

  • 人間が健全で幸福な発達をとげるために、各発達段階で達成しておかなければならない課題
  • 次の発達段階にスムーズに移行するために、それぞれの発達段階で習得しておくべき課題

とされています。

また、発達課題は社会で生きる誰もが経験するものです。

悩んでいるのはあなただけではありません。

まとめ

心理的課題の克服方法は、今回紹介したものだけではありません。
過去に同じ課題に直面した人へ相談してみることも効果的です。

エリクソンの発達課題は、生涯考え続けるものです。
皆さんもこれまでの人生を振り返ってみたり、これからの人生について考えてみてはいかがでしょうか。

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