PCやスマホでいつでもメモ! クラウドメモアプリがとっても便利!
クラウドメモアプリ(ツール)とは
「クラウドメモアプリ」とは、その名のとおり、クラウドに対応しているメモアプリ(ツール)のこと。アカウントを作成すれば、PCやスマホなど複数の端末からアクセス(閲覧/編集)でき、メモの内容が各端末で同期されるのが特徴です。
ビジネスやプライベートで日常的にPCやスマホを利用する人にとっては、紙とペンのメモより使い勝手がよく、手軽さにおいても引けを取らないクラウドメモアプリですが、現在、数多くのアプリが提供されており、どれを選ぶか迷うところです。
そこで今回は、評価が高く利用者が多い代表的なメモアプリをいくつか紹介します。いずれも無料で利用できますので、実際に触れてみて使い勝手を確認し、自分に合うアプリを見つけましょう。
おもなクラウドメモアプリ(ツール)
Evernote
https://evernote.com/intl/jp
■PC / iOS / Android
多くの利用者を抱える、クラウドメモサービスの先駆け的な存在。とにかく機能が豊富で、同種のツールと比較しても、できないことはないといっていい内容になっている。PC(Mac/Windows)版、モバイル(iOS/Android)版のほか、ブラウザでも利用可能。無料プラン(ベーシック)も用意されているが、月ごとのアップロード容量制限が60MB、1アカウントで接続できる端末が2台までとなる。
【Evernoteのおもな特徴】
●画像/動画などのメディアファイルに対応
●PDFファイルに対応
●タグでドキュメント(ノートブック)を管理できる
●テキストの編集/装飾が容易
●リスト、チェックボックスを挿入できる
●表組を作成できる
●ボイスメモが取れる(録音可能)
●リマインダー機能あり
Dropbox Paper
https://www.dropbox.com/ja/
■PC(Dropbox) / iOS / Android
オンラインストレージサービスであるDropboxが提供するドキュメント共有サービス。Dropboxのアカウントを持っていれば無料で利用できる。ブラウザでドキュメントの作成/編集が行え、複数ユーザーでの共有も可能。iOS/Android版のモバイルアプリもリリースされており、いつでもどこでもドキュメントにアクセスできる。作成したドキュメントやフォルダは、Dropboxのストレージに保存される(ただし容量は消費しない)。
【Dropbox Paperのおもな特徴】
●画像/動画などのメディアファイルに対応
●PDFファイルに対応
●テキストの編集/装飾が容易
●表組を作成できる
●To Doリストを作成できる
●ドキュメントにコメントを付けられる
●絵文字が使える
Simplenote
https://simplenote.com/
■PC / iOS / Android
WordPress.comやJetpackで知られる米Automattic, Inc.が開発/提供している、マルチプラットフォームのデジタルノートツール。PC版はMacとWindowsだけでなく、Linuxにも対応している。基本はテキストエディタという位置付けのため、機能は絞られておりクライアントもシンプルだが、そのぶん動作が軽く同期が速い。
【Simplenoteのおもな特徴】
●シンプル設計で余計な機能がない
●同期が速い
●扱えるのはプレーンテキストのみ
●画像や動画は貼り込めない
●編集履歴が保存され、過去の状態に戻すことができる
●タグを付けてノートを整理できる
●ワンクリックでパブリックリンクを取得可能
●Markdown対応
Google Keep
https://keep.google.com/
■iOS / Android
Googleが提供するメモアプリ。Googleアカウントを持っていれば無料で利用でき、ウェブ、iOS、Android、Chrome拡張などのプラットフォームに対応している。付箋にメモを書いて張り付けるような、シンプルで視覚的に分かりやすいインターフェースが特徴。メモの内容はGoogleドライブに保存され、Googleのほかのサービスとの連繋が容易なのもうれしい。
【Google Keepのおもな特徴】
●インターフェースがシンプルで動作が快適
●メモを「色」や「ラベル」で分類できる
●リマインダー機能あり
●メモをアーカイブできる
●画像や動画、PDFファイルは貼り込めない
●手書き入力非対応
●スマートウォッチに対応
Microsoft OneNote
https://products.office.com/ja-jp/onenote/digital-note-taking-app
■PC / iOS / Android
Microsoftが提供するOffice系アプリケーションに含まれるデジタルノートアプリ。通常、Office系アプリはライセンスを取得しなければならないが、OneNoteはOffice365のアカウントさえあれば無料でDL/利用ができる(無料利用の場合、データの保存先がOneDriveに限定される)。メモを取るだけにとどまらない多くの機能を備えた本アプリは、同期できる端末の数に制限がなく、ビジネスツールとしても重宝する。
【Microsoft OneNoteのおもな特徴】
●画像/動画などのメディアファイルに対応
●PDFファイルに対応
●テキストの編集/装飾が容易
●リスト、チェックボックスを挿入できる
●図形や表組を作成できる
●各種ファイルを添付できる
●手書き入力対応
●ボイスメモ機能搭載