ChatGPTで画像生成はここまでできる!画像の生成方法やコツを紹介
生成AIが発展し、身近になり、ビジネスの場に活用されることも増えてきました。特に画像生成技術は良くも悪くも話題になることが多く、その活用方法が問われています。
この記事では、ChatGPT5を使って画像生成する方法や、そのクオリティ、弱点などを、どのようなプロンプトでどのような画像が生成されるのかを例に示しながら紹介します。
画像生成の流れ
まずChatGPTを開き、新しいチャットを開始します。
過去のプロンプトに影響されて余計な要素が混じることがあるので、作成したい画像ごとにチャットを分けることをお勧めします。
どんな画像を生成してほしいのか指示(プロンプト)を提示します。プロンプトは日本語でも英語でも、何を用いても構いません。英語の方が意図が正しく伝わりやすいとは言われていますが、あまり大きな違いは感じませんでした。使い慣れた言語で細かなプロンプトを提示する方がいいでしょう。
例1)
ビジネスマンがパソコンでデータ処理を行っているイラストを生成してください。リアルなタッチではなく、簡略化されたデザインで、全体的に青っぽい色味。
例2)
幕末の京都の町のイラストを生成して下さい。アニメチックなタッチで、アスペクト比は16:9
例3)
please draw an illustration of hermit and animals.
画像が生成された後も追加で注文が付けられます。構図や色味、タッチなどの大きな改変も可能なので、思っていたのと違う時も諦めずに修正してみましょう。
例4)
空飛ぶ車の画像を生成してください。写真のような画像、車の色は赤、SFイメージ
未来の都市の上空を飛んでる感じにして、翼は消してジェットだけにして

クオリティ・活用先
クオリティは、無料で、時間と労力をかけずに作成されているもの、と考えればそこそこといったレベルです。
イラストとしての魅力を出したり、正確なイメージを作ったりすることにはあまり向いていませんが(プロンプト次第ではある)、手軽に再現できない状況の写真のようなイメージを生成できる点は有用といえるでしょう。企画段階のイメージ画像を用意する、スライドに簡単な挿絵を入れるなどしたいときは、ChatGPTを活用して画像を生成するのも一つの手段かと思います。
ただ、イメージ画像として使う際は「AIによるイメージ」と前置きや注意書きをしておきましょう。
弱点
発展途上の技術であり、これから改善されていく可能性は大いにありますが、ChatGPTの画像生成にはまだ弱点が存在します。
指示通りに作成できないことがある
できないことがあるか、多くの要素を入れる指示を出すと、一部の要素が出力されないだけでなく、全く違うものを出力したり要素を合成してキメラを作りだしたりといった挙動をします。また、何度指示し直しても修正がなされないこともあります
また、構図や配置、色使いなどのセンスには期待できません。これについてはシュールさや予想外の面白さとも評価できますが、かなり細かく指定しないと想像しているものにかすりもしない可能性があるので、仕事に使う、という意味では弱点でしょう。
著作権の問題
また著作権の問題もあります。ChatGPTの規約としてはChatGPTで作成した画像に関する権利は使用者に譲渡されるとありますが、これは使用することは自由だが、それによって発生する問題の責任は全て使用者にある、ということです。
AIの性質上、インターネット上の様々な画像を学習して作成されるものであるため、知らないうちに著作権侵害に触れている可能性があります。ビジネスの場で利用する際は、完全に身内の中で消費する、もしくは念入りにチェックをしてから社外に出すといったような配慮が必要でしょう。
まとめ
この記事の要点は以下の通りです。
- プロンプトは詳細に明確に
- 細かい指示はできるが反映されるかは別
- 著作権に気をつけて使用する
ChatGPTの画像生成機能を活用して、欲しい画像を自由に素早く作成しましょう。






