【2025】Googleフォーム解説 QRコード・メール通知など

Googleフォームは、無料で使えるフォーム作成サービスです。Googleアカウントさえあれば誰でも利用でき、フォームを使ってみたい人には非常に手軽な選択肢でしょう。
この記事では、Googleフォームの機能や使い方を詳しく解説します。初めてGoogleフォームを使う方や、より使いやすいフォームを作りたい方は、ぜひ参考にしてください。
この記事の目次
Googleフォームとは?
Googleフォームは、アンケート・申込フォーム・テストなどを簡単に作れる、Googleの無料サービスの一つです。
導入コストが非常に低く、専門知識がなくても使いやすいため、
「でも難しいプログラミングはできない……」
という方に特におすすめです。
Googleフォームの特長
無料でいくつでも作成できる
Googleアカウントがあれば誰でも無料で利用できます。さらに、Googleアカウントの容量(15GB)内であれば、いくつでもフォームを作成可能です。
小規模なアンケートや申込フォーム程度なら、1フォームあたり1KBほど(スプレッドシートは別管理)なので、容量を上手に管理したり、フォーム専用のアカウントを用意すれば、ほとんど制限を感じることはないでしょう。
誰でも簡単に作成できる
プログラミングやデザインの専門知識は不要です。テンプレートが用意されているため、必要最低限の編集で使えるフォームを作成できます。
Googleスプレッドシートと連携し、回答データを自動で整理・分析できる
回答は、個人ごと・質問ごと・グラフ形式で自動的に整理されます。
さらにスプレッドシートとも連携しており、すぐに回答をスプレッドシートに書き出して管理・分析できるのが便利です。
URLを共有するだけで簡単に回答を集められる
フォームURLやQRコードを作成しやすく、共有も簡単です。URLを短縮できるので、メールやWebサイトに掲載するときに見やすい形でリンクを貼れます。
使用例
Googleフォームは、アンケートや申込、テストなど、多彩な用途に対応できます。あらかじめ用意された17種類のテンプレートを使えば、ゼロから作成する必要もありません。
アンケート調査
申し込みフォーム
テストやクイズ
申請・連絡フォーム
フォームの作り方
フォームの新規作成
空白のフォーム、またはテンプレートギャラリーから選んで作成を開始します。
フォームは作成した時点でGoogleドライブに自動保存され、編集中もリアルタイムで保存されるため、データが消える心配がありません。また、共同編集者を追加したい場合は、相手のメールアドレスから許可を出して共同編集を行えます。
フォーム基本設定
Googleフォームでは、メールアドレスの収集やフォームの表示方法などを管理できます。設定はいつでも変更できますが、公開前に確認しておくと安心です。
特に注意したい設定項目は、以下の3つです。
- メールアドレスの収集
- 質問への回答を必須にするかどうか
- 回答編集の許可
1と2は設定画面の下部にある【デフォルト】から管理すると、以降作るフォーム・質問に自動で適用されるので便利です。
回答編集の許可は【回答】設定から行います。後で回答を修正させたいか、新たに回答を送ってもらいたいかなど、運用方法に合わせて設定してください。また、ここでもメールアドレスの収集設定が行えます。
タイトル、説明の編集
分かりやすいタイトルと簡単な説明は、回答者にとって親切です。リンクも埋め込めるので、問い合わせフォームを作る際は「よくある質問Q&A」へのリンクを貼るなどして回答者の疑問を解消しましょう。
質問項目の作成
回答方法の選択
記述式(長文・短文)やラジオボタン、チェックボックス、プルダウン、均等目盛、評価、グリッド、日付、時刻などから選べます
画像・動画の挿入
フォーム内に写真や動画を取り込み、視覚的にわかりやすいフォームを作成できます。
必須項目の選択
質問を必須項目とするかどうかを設定します。デフォルトを「必須」にしておくと、すべての質問が自動的に必須になります。
セクションの分け方
メニュー下部にある2つの長方形のマークをクリックすると、その質問以降を次のページとして配置できます。
編集画面では「2セクション中1個目のセクション」という表示になるだけですが、プレビュー機能でページの切り替わりを確認すると安心です。
デザイン設定
フォントやヘッダー画像、フォームの色、背景色を編集できます。ただし、日本語対応のフォントが多くないなど、カスタマイズ性にはやや制限があります。独自のデザインを追求する場合は工夫が必要です。
リンク・QRコード
フォームはリンクまたはQRコードで共有できます。リンクは編集画面右上の楕円マーク(下図赤枠)からコピー可能で、URL短縮もここで設定できます。
QRコードを作る場合はChromeの機能が便利です。フォームをChromeで開き、検索バー右の三点メニューからキャスト、保存、共有を選んでQRコードを作成をクリックすると、シンプルなQRコードを生成できます。
回答の管理
回答の表示
回答は「要約」「質問別」「個別」の3種類の方法で表示されます。特に要約にはグラフが用意されており、そのままコピーして利用できるので便利です。
Googleスプレッドシートとの連携
回答画面のスプレッドシートで表示をクリックすると、回答内容をスプレッドシートに自動でまとめてくれます。参加者リストの作成やアンケート結果の集計に役立つため、ぜひ活用してください。
メール通知
回答があるときにメールで通知を受け取ることも可能です。回答画面の三点メニューから「新しい回答についてのメール通知を受け取る」を選択すれば、Gmailに通知が届くようになります。
フォーム作成ならフォームズもおすすめ
フォームズは、メールフォームを自由に作成できるサービスです。
作成したフォームはフォームズ側のサーバーで動作するため、SSL通信付きの安全なフォームを簡単に設置できます。さらに、以下のような機能も充実しています。
- 注文フォーム
外部の決済サービス(PayPal)と連動した注文フォームを作成できます。在庫状況を反映できるため、ハンドメイド商品の受注受付にも便利です。 - 住所検索機能
Googleフォームでは住所をすべて手入力する必要がありますが、フォームズの住所項目では郵便番号から住所を検索できるため、入力ミスを減らせます。
Googleフォームとフォームズの違いについては、こちらの記事で紹介しています。フォームズには無料プランもあるため、一度試してみてはいかがでしょうか。
まとめ
この記事の要点は以下の通りです。
- Googleフォームは、Googleアカウントがあれば無料で利用できる
- テンプレートを活用すれば、誰でも簡単にフォームを作成可能
- 回答はフォーム内の画面だけでなく、スプレッドシートにも書き出せる
- フォームズを使えば、より高度なフォームを作成できる
Googleフォームを活用して、手軽なデータ収集を始めましょう!