Outlookメールが届かない・送れないときの対処法まとめ

最終更新:2025年11月07日 公開:2025年11月19日

メールはビジネスでもプライベートでも重要な連絡手段の一つですが、Outlookを使っていると、「メールが届かない」「送信できない」といったトラブルに遭遇することがあります。そんなときに慌てず原因を特定し、正しい対処を行うことが大切です。

この記事では、Outlookでメールが届かない・送れないときの原因と解決方法を解説します。

まず確認すべき基本事項

トラブルが起きたときは、まず次の基本的な項目を確認しましょう。

インターネット接続

単純ですが、最も多い原因の一つが「ネット接続の不安定」です。Wi-Fiが切断されていたり、VPNが影響して通信が制限されている場合があります。

解決策

ブラウザでウェブページを開けるか確認し、問題があればネットワークを再接続しましょう。

メールサーバーの状態

Outlookは、送受信にMicrosoftのサーバーを利用しています。サーバー側で障害が発生していると、メールが遅延・停止することがあります。

解決策

Microsoftのサービス正常性ページを確認し、障害情報が出ていないかチェックします。

Outlookのオフライン設定

Outlookには「オフライン作業」というモードがあります。この設定がONになっていると、インターネットにつながっていてもメール送受信が行われません。

解決策

「オフライン作業」ボタンが選択されていないか確認し、ONになっていれば解除します。

メールが届かない場合の対処法

届かない原因は、受信側の設定やメールサーバーの不具合など、さまざまです。以下の順に確認していきましょう。

迷惑メールフォルダを確認

Outlookの迷惑メールフィルタが強力すぎると、正しいメールも迷惑メールに振り分けられることがあります。

解決策

迷惑メールフォルダや「その他」フォルダも確認し、誤って振り分けられていないか確認しましょう。

受信トレイの容量不足

Outlook.com(Web版)では、保存容量が上限に達すると新しいメールを受信できなくなります。

解決策

不要なメールや添付ファイルを削除し、ストレージ容量を確保します。

受信ルール・仕分け設定の見直し

Outlookには「仕分けルール」が設定でき、特定の条件で自動的にフォルダ分けされます。誤ったルールが原因で、メールが見つからないことがあります。

解決策

「ホーム」>「ルール」>「ルールと通知の管理」から、不要なルールを確認・削除しましょう。

セキュリティソフトやファイアウォール

セキュリティソフトの設定が厳しすぎると、Outlookの通信をブロックしてしまうこともあります。

解決策

一時的にセキュリティソフトを無効にして受信できるか確認し、原因がソフトにある場合は例外設定を追加します。

メールが送れない場合の対処法

送信できない場合は、送信サーバー(SMTP)の設定や認証情報の不備などが多いです。

認証情報のエラー

パスワード変更後などにOutlook側の認証情報が古いままだと、送信できません。

解決策

「アカウント設定」>「サーバーの設定」から、ユーザー名・パスワードを再入力しましょう。

添付ファイルのサイズオーバー

Outlookでは、1通あたりの添付ファイル容量に上限(通常20MB)が設定されています。

解決策

ファイルを圧縮するか、OneDriveなどのクラウドリンクを使って共有します。

送信トレイに残っているメール

送信中にエラーが起きると、メールが「送信トレイ」に残ったままになります。

解決策

該当メールを削除または再送信し、必要に応じてOutlookを再起動してみましょう。

アカウントやアプリ自体の問題を疑う場合

Outlookアプリの更新

古いバージョンを使っていると、セキュリティや接続仕様の変更に対応できないことがあります。

解決策

「ファイル」>「Officeアカウント」>「更新オプション」から最新状態に更新します。

アカウントの再設定

設定ファイルが破損している場合は、アカウントを一度削除し、再登録すると解決することがあります。

解決策

「ファイル」>「アカウント設定」>「アカウント設定」から該当アカウントを削除後、再追加します。

Outlookの修復機能を利用

Outlookには修復ツール「ScanPST.exe」が標準で用意されています。受信トレイやデータファイル(PST)が壊れているときに有効です。

解決策

  1. Outlookを終了
  2. 「ScanPST.exe」を実行(場所はOfficeのインストールフォルダ内)
  3. PSTファイルを指定して「修復」ボタンをクリック

Web版Outlookや別デバイスでの確認

メールが届かない・送れない問題は、Outlookアプリ自体ではなくアカウントやサーバーの問題であることも多いです。

解決策

WebブラウザからOutlook.comにログインして送受信できるか確認する、スマホアプリで試すなど、別の環境で検証してみましょう。

それでも解決しないときは

  • Microsoftアカウントのパスワードを再設定
  • セキュリティ情報の更新
  • IT管理者やプロバイダへの問い合わせ

これらを試しても問題が続く場合、サーバー側やDNS設定の問題である可能性があります。企業アカウントの場合は、システム管理者に相談するのが確実です。

まとめ

Outlookでメールが届かない・送れないときは、

  1. ネット接続・オフライン設定を確認
  2. 迷惑メールや仕分け設定を見直す
  3. 添付サイズや認証情報をチェック
  4. アプリやデータファイルを修復

といった手順を順番に確認していくことで、ほとんどのケースは解決できるでしょう。

トラブルが起きると焦ってしまいますが、原因をひとつずつ切り分けていけば必ず解決の糸口が見つかります。この記事を参考に、快適なメール環境を取り戻してください。

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