自分は本当に正しい?【確証バイアス】偏った考え方に自分で気づく方法

最終更新:2020年10月03日 公開:2020年09月29日

話し合いの時、反対意見を言われ、無条件に反発してしまったことはありませんか。
反対意見の人を、敵対視してしまったことはありませんか。

それは、確証バイアスのせいかもしれません。

確証バイアスは、適切な意思決定を妨げます。対策をして、適切な意思決定をしましょう。

また、確証バイアスをうまく使えば、なりたい自分になれます。

確証バイアスとは

確証バイアスは、考え方の傾向の一つです。

ある思い込みがあると、それを支持する情報ばかりを集めて、支持しない情報を集めなくさせる傾向です。

自分と賛成意見の人には良い印象を持ち、反対意見を持つ人には悪い印象を持つ。

それは、確証バイアスに陥っているサインです。

自分が正しいかどうかは、自分の間違いの可能性も考えないと、本当の正しさ(物事の正確さ)は分かりません。

人には、自分の考えを変えたくないという傾向があります。
そのため、誰もが、確証バイアスを持っています

確証バイアスがあると、私たちは無意識に都合の良い情報しか集めなくなります。
そのため、偏った考えに陥ります。

物事を正確に捉えるため、確証バイアスの存在を意識しましょう。

確証バイアスの例

他人に対するイメージ

イメージ例(血液型)

血液型占いで、人を判断することは、確証バイアスによるものです。

仮に、いつも、机の上がきれいな人がいるとします。
皆さんは「その人の血液型は?」と聞かれたら、どう答えますか。

A型と答える人が多く、B型と答える人は、少ないかもしれません。
「A型は几帳面」、「B型はマイペース」だと思い込んでいるからです。
A型でもマイペース、B型でも几帳面な人はいます。

しかし、確証バイアスがあると、そのような支持されない情報は無視されてしまいます。

イメージ例(芸能人)

もう一つ、他人に対するイメージの例をご紹介します。

ニュースで、ある芸能人が事件を起こし、逮捕されたと報道されていました。
その人は以前から、多額の寄付を行っていました。
  • Aさんは事件を知り、その芸能人を「悪い人だ」と思いました。
    後から、その芸能人が、多額の寄付をしていたことを知りましたが、「何か裏があったのではないか」と思いました。
  • Bさんは事件を知り、その芸能人を「悪い人かもしれない」と思いました。
    後から、多額の寄付のことを知り、「本当はいい人なのかもしれない」と思いました。

2人は、同じ情報を受け取っていますが、捉え方が違います。
2人の違いは、確証バイアスがあるか、ないかです。

Aさんは確証バイアスによって、その芸能人を悪い人だと決めつけています。
それにより、新しい情報を悪い方向に歪めてとらえます。

一方、Bさんには確証バイアスがないため、その芸能人を悪い人だと決めつけていません。
それにより、新しい情報をありのまま素直にとらえます。

確証バイアスがあると、他人のイメージに大きな影響を与えます。
これは、自分自身のイメージに対しても、同じことです。

自分のイメージ

自分に対して、「自分はこういう人間だ」と思い込むことも、確証バイアスです。自分に対する確証バイアスがあることで、思い込んだ人物像に近づきます。

例えば「自分は不幸な人間だ」と思っていると、不運なことばかりに注目します。
物事の悪い面しか捉えられなくなり、自分の幸運に気づきません。
結果として、いつも不満を感じる、被害者意識の高い人になるかもしれません。
逆に「自分は幸せな人間だ」と思っていると、日常の些細な幸運に感謝できるようになります。
たとえ失敗しても、悪いところを直して、次は成功しようと、前向きに捉えるができます。
結果として、自分の夢や理想を実現できる人になるかもしれません。

同じ確証バイアスでも、2つの状況は正反対です。
不安や不満を感じている場合、「自分はある思い込みに囚われている」ことに気づく機会です。
行動力のある人になりたければ、「自分は行動力がある」と思い込んでみてください。きっと、いつもと違う考え方や行動になります。

使い方次第で、確証バイアスは、自分の考え方、行動にに大きな影響を与えます。
しかし、自分に都合の良い情報しか集めないというのは、偏った考え方になるため悪い影響を与えやすいです。
自分に悪い影響を与えないよう、対策をしましょう。

対策方法

信頼できる知人の意見を聞く

これは、自分の考え方が、偏ったものになっていないか、確認できます。

意見を聞く相手には、客観的に物事を捉えられる人を選びましょう。
より客観的に判断するため、自分と異なる年代や視野の広い知人を何人か持っておくと良いです。

考え方の癖を知る

考え方の癖を知る方法に、メタ認知があります。
メタ認知は、自分の考え方や感情を、客観視することです。

メタ認知について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
メタ認知について(フォームズのブログ)

自分と反対意見の本を読む

自分と反対意見の本を読むのは苦痛ですが、あえてやってみましょう。
なぜそのような意見になるのか、先入観なしに考えると効果的です。

自分と同じ意見の本、読みたい本だけ読むと、確証バイアスを強化させるだけです。
注意しましょう。

まとめ

確証バイアスは、日常的に起きます。確証バイアスがあると、自分に都合の良い情報しか集めないため、客観的に物事を判断できなくなります。

確証バイアスは、以下の対策をすると気づけます。

  • 信頼できる知人の意見を聞く
  • 考え方の癖を知る
  • 自分と反対意見の本を読む

確証バイアスは、良い影響をもたらすこともあります。
確証バイアスを理解し、上手に使いましょう。

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